2023年1月3日

少しは深呼吸ができましたか?

ちょっとは、ゆっくりのんびりできましたか?

熱いコーヒーを飲みながら、このメールを書いている。


12月18日。クレヨンハウス吉祥寺店がオープンした。

遠くからも近くからも大勢のかたがお見えくださっている。

不思議だなあ、顔をじーっと見て、話す口調や息継ぎの音に耳を傾けていると……、

だいたいいつ頃にお目にかかったかをはじめとして、場合によってはそのとき、そのひととどんな会話を交わしたかも思い出せる瞬間がある。あくまでも瞬間なのだが。

わたしはどちらかというと、聴覚依存の傾向がある。


2011年の5月にはじまった、クレヨンハウス朝の教室。

移転した吉祥寺でのはじめての「朝の教室」。

やはり、このかた! とお願いした。

1月22日(日)、小出裕章さんをお迎えすることに。


2022年。支持率低下を挽回するつもりなのか、岸田文雄首相は、原発第政策の大転換を発表。

いまさらながらではあるが、首相の「聞く耳」はどこにいったのか。民意をどう位置付けているのだろう。

「国策」という名のもと、福島の、破壊された暮らしは何をもってして、補充や補填ができるのか。

さらに原子力規制委員会は、老朽化した原発の60年を超える延長すら認める姿勢を打ち出した。

いつどこで、どのようにしてこの数字は弾き出されているのか。

原発に限らず、老朽化しない機械はなく、老朽化と劣化は=で結ばれ、ひとたびことが起きれば、想像もつかないような大きな被害をもたらす。

それでも、

そして多くの私たちは、「まるで原発などないかのような」日々を再び歩み始めるのか?

福島は終わっていないのに。甲状腺がんに苦しむ若者たちの声に蓋をして。

そうして、いつまで、どこまで、わたしたちは核のゴミを増やし続けるのだろうか。


いま、わたしたちはどこへ向かおうとしているのか。

ほぼ12年前、交わした自らとの約束を再度素手で握りなおして、声を上げ続けたい。

むろん私たちの税金は、いのちのために、平和のために使われるべきだと考える。

落合恵子の『明るい覚悟』

Living at the same time こんな時代だからこそ。