2025.11.26 12:57「25年のクリスマス」 町はすでにクリスマス色。赤や緑や金や銀。イルミネーションも点滅している。 おとうさんに抱っこされた男の子が「マブチイ」と目を細めて、小さな手を結んだり開いたりしている。 イルミネーションの点滅を自分の手で、指先で真似ているのだ。 クレヨンハウスのクリスマスの準備もおおかた完成。というよりも、気になるところはまだまだあるが、「まっ、いっか」まで、一応は辿り着けた。 「美化委員」が中心となって実行してくれた。思いついて持参したわたしの帽子なども総動員しての、ディスプレイ。 「美化委員」とは、美化のために目を光らせてくれるひとたち。毎年、担当は変わるが、みんな優しく、役目を楽しんでくれている(か?)。 夜になって寒い風が吹く屋外でも...
2025.11.21 12:20それは、些細な変化から始まった ついこの間まで、暑い、暑いと汗を拭っていたのが、急にコートを引っ張り出して羽織ってみたり。 12月初めに上掲のタイトルの新刊にも書いたことだったが、がんと診断される前、どちらかというと暑がりだったわたしが、なぜか急に(と思えた)寒がりになった時期があった。23年に、がんだと診断される、たぶん数年前のことだと思う。 その頃から、あるいは、それよりずっと前から、わたしの身体の内部では、いままでのわたしとは違う変化が生じていたのかもしれない。そして、生まれた変化は、長い時間をかけて(10年単位、もっとの場合もあるようだ)、殖えていたのかもしれない。がん細胞が。 確か同じ頃だったと記憶する。帯状疱疹にかかった。 首筋を中心に寒くて寒くて仕方がないこと。そして...