「わたしは、肌の色という 自分にはどうしようもないことで、 
これからも屈辱を味あわされ続けるのがいやだったのです」
アフリカ系アメリカ人で、「公民権運動の母」と呼ばれるローザ・パークスの言葉だ。
すぐに、「わかるわかる」と頷きたくはないし、決して軽い言葉でもない。
婚外子(他に言葉はないのか?)であるわたしも、 長い間「自分にはどうしようもないこと」で、屈辱を味あわされたり、 お角違いの同情をされたりするのがいやだった。
「どけ、どけ、どけー」。いつもこころの中では、叫んでいた。   

落合恵子の『明るい覚悟』

Living at the same time こんな時代だからこそ。