…… この国の、この夏の行方
そうして、この社会の、この秋の行方
明日が見えない迷い道のただなかで ……
★ 10月号ではあるけれど、いまは猛暑の8月半ば過ぎ。週末にはまた台風が、という予報も。
先週は同じ九州で大荒れに荒れた地域があった。
線状降水帯という言葉が、公の天気予報に登場するようになって、どれくらいがたつだろうか。
「えっ?なになに?」。
ようやく線状降水帯という漢字にたどり着けた。
天候ひとつとっても、次々に新しい言葉が誕生したり、いままでもあったのだろうが、未使用のまま袋の中にあった言葉に新しく時代のスポットライトが当たったりして、時代と社会、過去と現在、公と個人が妙な具合に交錯する。
一時流行った忖度(そんたく)という単語を耳にした中学生が「損得」(そんとく)のことだと思っていた、と言っていた。ヒラメになって、上、「エライひと」の覚えを必死に探ること。忖度することで、自分の人生の「損得」が決まるような生き方なんて、やだねったら、やだね! だ。
いまはまだ猛暑の中で、大声で叫びたくなる8月。
★ 10月号は秋ただなか。しかし気温は38・5-39℃あたりをうろうろ。
暦の上では実りの秋を迎えるであろう2025年10月。
わたしたちはどこに向かって、歩いているのだろう。ふっと不安になるような不穏な日々が続いている。
先の参院選。排外主義むき出しの政党や、どこが「革新」だかわからない政党。「ほんとに野党?」と訊きたくなる政党や。与党も、なぜ国民が自民に投票しなくなったのかからは目をそらしたまま、石破おろしを画策。なんだかなあ、の日々。
こころは冷えて、冷たいもの摂りすぎで、からだも冷えて……。
★で、からだを冷やすのはよくないし、免疫力もさがるけれど、蕎麦とスイカばかり食べているこの夏。免疫力をアップするには、体温も上げる必要がある。35℃台はいろいろな疾病を呼びこむ体温だと言われている。
毎日という訳にはいかないが、週に2、3日は、シャワーではなく、だいたい40℃から42℃のあいだのお湯に10分から15分入浴することにしている。一時期低体温だったのが、平熱36℃台となってくれた。いわゆる温熱療法といったやつだ。
あと、わたしの免疫力アップ法は、野菜を中心とした、わが家に伝わる料理法。実に簡単だが、長ネギ、ミョウガ、オオバ、おろしショウガ、青ネギ、プチトマトなど、彩も楽しいたっぷりの薬味を載せた豆腐料理、あつあつの揚げだし豆腐。日高昆布と干しシイタケでだしはとる。そばつゆも、同じ方法で。場合によっては夏ダイコンをおろしてつるつる、もいい。わたしは新潟産の、有機の十割蕎麦を愛用。
★この季節、カレーもいい。ジャガイモ、玉ネギ、ニンジン、ナスもいいし、カボチャもいい。ザク切りにして、オリーブオイルをニンニクで炒めた中に、野菜たちを。同じやり方でシーフードカレー。たまに鶏肉で、チキンカレーも作る。と、10月号であるのに、真夏の料理のようなこの号。お許しを。
★この夏、何度も開いた絵本の一冊に米倉斉加年さんの『おとなになれなかった弟たちに…』(偕成社)がある。米倉さんはこの絵本を「母に」捧げている。
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