3月28日の朝の教室、講師は小出裕章さん。
毎年、3月の「朝の教室」は小出裕章さんに講演をお願いしている。
会場への直接のご参加は、残念ながら、すでにいっぱいですが、
よろしかったらオンラインで。下記をご参照ください。
熊取にある京大の原子炉研究所。
小出裕章さんに講演とご著書の執筆などのお願いするためにお訪ねした時、
キャンパスにはところどころに水仙が咲いていた。
かつて、原発の平和利用を夢見た10代の彼が、原発の現実に絶望して反原発の運動に入っていったころのことも、クレヨンハウス大阪店のスタッフが録音して送ってくれていた、関西でされていたラジオ番組でのトークを通して知った。
人見知りをするわたしが、初対面の小出さんにお目にかかるために、
よくひとりで熊取を訪ねたものだ……、と自分でも不思議だが、それほど精神的には追い詰められていたのかもしれない。
原発に反対する市民科学者高木仁三郎さんの講義をクレヨンハウスの表参道でしていたのは、チェルノブイリの原発事故より以前のことだった。擦過傷を覚えながらも、憤りと不安を心にとどめたまま「なにをしても無駄だ」と諦めていいのか。
そんな思いが、わたしの背を押してくれたようだ。
そうして、2012年、渋谷の青山学院の大講堂で、小出さんの最初の講演会が実現。以来、3月には毎年必ず、お話をいただいている。
あの日々から走り続けられている小出さんである。京大を定年退職されても、彼は反原発の旗を高々と掲げて、「戦いを続けることの意味」を、わたしたちに問いかけてくださっている。
東日本大震災、そして福島第一原発の過酷事故から15年目を迎えた、この3月。
個人的にも一人一人、いろいろな変化を迎えているだろう。が、何よりも孫の世代の子どもたちの「いのち」が気になってしかたがない。
一体、わたしたちの社会はどこに向かおうとしているのか。
再稼働や新設すら囁かれるこの国で、
わたしたちは何を「豊かさ」と呼び、何を「幸福」と位置付けるのか。
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